オフェンス力 より一層のアップを・・・
 本年度大阪府新人大会が1月17日(日)、15校か゜参加してエキスポフラッシュフィールドで開幕しました。
大会は各校が2試合づつ行います。開幕日の第2試合で豊中高校は池田高校と対戦。共に高校フットボー
ルのルーツ校でライバル対決です。池田のキック、豊中のレシーブで試合開始。
 豊中は自陣23ヤードからの最初のドライブで右オープンを走った#9TB角山がタックルを受けてボールを
ハンブル。このボールを自陣28ヤードで相手にリカバリーされて豊中はいきなりピンチを招きます。更に
FDを奪われてゴール前7ヤードと迫られます。この後3回の攻撃を凌ぎますが3分25秒、第4Dで22ヤードの
FGを決められて0-3と池田に先制を許します。代わってレシーブの豊中はリターナーの#1WR村瀬の好リタ
ーンで敵陣25ヤードまでボールを持ち込みます。しかし豊中は悪くても同点のこのチャンスを攻めあぐみ、
第4Dギャンブルにも失敗して絶好機を逃します。第2Qに入って豊中はTB角山と交替でTBに入る1年生、
#21豊田の左右のオープンプレーで相手陣29ヤードに侵入します。しかしここでも#25QB橋本のパスをイン
ターセプトされてターンオーバー。オフェンスが断ち切られて続きません。池田に攻撃権を与えた豊中は
ディフェンス陣が奮起し、パントに追い込むとともにそのパントに素早く飛び込んでブロック。そのボール
を相手陣35ヤードで#58ILB、1年生の阪田が抑えて攻撃権を奪い返えします。この地点からTB角山の
オープンプレーに1年生の#5FB田坂の中央突破を交えて前進し、QB橋本から#8TE金子へのミドルパス
成功でエンドゾーン目前5ヤードに突入します。そして8分35秒、QB橋本からTB豊田への右ピッチプレー
で5ヤードのTDラン。7プレー、35ヤード、2分20秒のTDドライブです。。TFPも1年生のキッカー、#87芝山
が決めて、7-3と豊中がようやく逆転して前半を折り返します。
 後半を迎えて豊中が優勢に試合を進め、第3Q終盤にはIL阪田が池田のパスを敵陣38ヤードでインター
セプトのビッグプレー。ターンオーバーで攻撃権を得た豊中が第4QにかけてFB田坂の中央を突くランなど
で敵陣15ヤードへ前進しますが、オフェンスに決め手を欠いてそれ以上のゲインができません。逆に第4
Q中盤になって池田の反撃を受けます。パス、QBスクランブルなどで3連続FDを更新されて自陣15ヤード
まで追い詰められます。残り時間2分余り、ここでもデイフェンスが踏ん張り、相手のランプレーでボール
キャリアーにタックルを浴びせてハンブルを誘発。こぼれたボールを#8DE金子が抑えてピンチを脱しま
す。結局、このまま時間が経過して7-3で豊中高校が池田高校に逆転勝ちし、ライバル対決を制しました。
豊中の次戦は1/31に行われる清風高校と追手門学院高校の勝者と2月7日に対戦します。
 勝利したものの豊中には、特にオフェンスで課題が残ります。ラン、パス、パントなどより一層の精度が
求められます。


2016

 新人大会  


新人大会 組合せ・日程(試合時間は1Q9分正式計時)

追記

新人大会 一年生が大活躍

{新人大会}豊中高校ー池田高校
1月17日(日) エキスポフラッシュフィールド

(阪田、タックルを振り切ってのセカンドエフォート)

写真提供/田村 雅史氏=高校20期
       

新人大会を二戦2勝で終えたロードランナーズ。春季大会に弾みをつけましたが、勝利の要因
の一つに一年生の活躍が挙げられます。中でも試合を左右するキープレーでの彼らの奮闘が
光ります。観戦記に書いていますが、もう一度ピックアップします。そして選手達の頑張りを象
徴する写真を、いつも写真取材していただいている田村様から寄稿がありましたので、最後に
掲載します。

第一戦

*#58OG/ILB 阪田 第2Q豊中が相手パントをブロックし、こぼれ球をリカバー。
        逆転への切っ掛けをつくる。
*#21TB/OLB 豊田 右ピッチプレーで逆転の5ヤードTDラン  7-3


第2戦

*#5FB 田坂 第3Q 0-0から中央突破で待望の65ヤードの先制TDラン。7-0
*#4WR/DB 河原
 第4Q豊中のパントを相手がボール処理にもたつく間に素早く
            飛び込んで押さえ追加点のチャンスをつくる。
*87WR/K 芝山 5ヤードのTDパスをキャツチして貴重な追加点  13-0
*58OG/ILB 阪田 終了直前タックルを振り切りながら50ヤードを超えるインターセプト
            リターンTD。清風を突き放す。   28-0      

フォツトグラフ・・・

フオットグラフ・・・


{新人大会}豊中高校ー清風高校
2月7日(日) エキスポフラッシュフィールド

LB橘と阪田 連続インターセプトリターンTD
あやふやなパント ピンチを招く恐れ
 大阪府新人大会第3日は2月7日(日)、エキスポフラッシュフィールドで3試合が行われました。予定されて
いた第4試合は浪速高校の棄権により箕面高校の不戦勝となりました。第3試合で豊中高校は清風高校
と二戦目を闘いました。両校とも初戦では豊中が池田に7-3、清風は追手門に15-10でそれぞれ勝利して
います。清風のキック、豊中のレシーブで試合開始です。
 第1Qは両チーム共ディフェンスが優って2回づつパントの応酬で0-0のまま第2Qに入ります。その序盤、
豊中のパントの場面でスナップされたボールがパンターに届かず、その処理にもたつく間に自陣22ヤード
で相手にリカバーされ、大ピンチに立たされます。清風に第1Dで9ヤードゲインされ、FDまで残り1ヤード。
ここから第2D、第3D更には第4Dのギャンブル、いずれのランも守備陣が踏ん張ってFDを許しません。清
風に流れを渡さなかった豊中ですが、このQまたもパントをブロックされて自陣28ヤードへ攻め込まれま
す。この局面でもディフェンス陣の奮闘で相手を苦し紛れのFGに追い込み、得点を与えません。豊中が二
度の窮地を堅守で切り抜けて両チーム無得点のまま、前半を折り返します。
 前半は#21TB(OLB兼務)豊田の左右のオープンプレーに頼る単調な攻撃に終始した豊中は第3Q、自陣
30ヤードからのオフェンスで#25QB橋本が、#87WR 一年生の芝山へ久々にパスを通して前進。続く第3D
の4分40秒、ここまでほとんどゲイン出来なかった#5FB 一年生の田坂が、ぽっかり 空いた真ん中を突き
抜けてビッグゲイン。そのままエンドゾーン迄走り切って64ヤードのTDラン。4プレー、70ヤード、2分07秒
のTDドライブです。キッカー 一年生芝山のTFPも成功してようやく豊中が均衡を破り、7ー0と先制します。
この後清風に連続してロングパスを決められて豊中は自陣20ヤードに攻め込まれます。この場面でも
、#27OLB藤原のロスタックルなどディフェンス陣が奮起して、相手に再度FGを余儀なくさせます。38ヤード
のFGは成功せず豊中は得点を許しません。迎えた第4Q、波乱が起きます。豊中のパントが相手選手の
足に当たってボールが転々とする所を、素早く突っ込んだ#4 一年生の河原が敵陣48ヤードで押さえて豊
中が攻撃権を奪取。そしてTB豊田へのスクリーンパス、更に豊田のランを軸にFDを重ねて敵陣エンドゾー
ン目前13ヤードと迫ります。このチャンスに第3Dの7分44秒、QB橋本からWR芝山に5ヤードのTDパスが
決まって豊中は待望の追加点を挙げます。11プレー、48ヤード、6分08秒のTDドライブです。TFPはなりま
せんでしたが13-0と豊中が清風をリードします。この後豊中のデイフェンス陣に連続してビッグプレーが飛
び出します。まず残り1分を切った時点で、相手のパスを#15ILB橘が中央線付近でインターセプト。そのま
まエンドゾーンに駆け込んで50ヤード近いインターセプトリターンTD。TFPも芝山が持ち込んで2点コンバ
ージョンに成功。豊中が清風を21-0と引き離します。続いて残り20秒で今度は#58ILB 一年生の阪田(OG
も兼務)が相手パスを自陣でインターセプト。阪田がタックルをかわしながら50ヤード以上走って2本目の
インターセプトリターンTD。TFPもなって28-0と豊中高校が清風高校を突き放して試合終了。結局、第4Q
に攻守がかみあって3TDと爆発した豊中高校がこの大会で二戦2勝として来る春季大会へ大きな弾みを
つけました。

二戦2勝 春季大会に弾み
第4Q3TD
清風を突き放す

   1Q   2Q   3Q   4Q   合計 
豊 中    0    0    7   21    28 
清 風    0    0    0    0    0 

ライバル対決 逆転勝ち
守備陣踏ん張り
池田反撃阻む

   1Q   2Q  3Q  4Q   合計 
豊 中    0    7    0    0    7 
池 田   3    0    0    0    3 

(情報提供/大阪高体連アメリカンフットボール部)

 

*新人大会の試合はすべてエキスポフラッシュフィールドで開催します