インタビュー

 

日頃から部員の様子を見て声を掛けていくことを
心掛けている

大切なのはチームが繋がっていくこと
ロードランナーズらしい
チームを繋げていきたい

     まず現役からこれまでのフットボール歴と併せて教諭歴と担任科目などをお知らせください。

【フットボール】豊中高等学校でアメリカンフットボールをはじめ、大学1回生の冬頃から昨年度までプ
ライベートフットボールリーグのチームに所属してプレーをしてきました。
 
【教諭】中学校教諭を4年間勤めた後、高等学校教員として今年度で勤務9年目になります。担当教科
は国語です。科目については現代文、古文、漢文の区別なく指導しております。

―ロードランナーズに関して、これまで外から見聞してこられたロードランナーズと実際に中に入って
指導して感じられたロードランナーズ。その感想はいかかですか。
 

大学生の間の4年間はコーチとして関わらせていただいたこともあり、特筆すべきことはないように
思いますが、周りのどの高校よりも「自分たちでチームを作っている」という気持ちが今も部員に
繋がっていることに嬉しさを感じました。
.      

|どのようなチームづくりを目指しますか。また、そのための具体的な方策があればお聞かせくださ
い。

一人一人の部員が、自分の長所を伸ばし、チームの中でその力を積極的に発揮し合っている。そう
いうチームづくりをしたいと思っています。顧問且つ監督という立場をいただいて1年目であります
ので、なにぶん見えないことも多いですが、部員たちが想いを遂げるための手助けをすることが大事
なことだと思っています。
 具体的には、この想いに基づいて、日頃からできる限り部員の様子を見て、声をかけていくことを続
けていくしかないと今は考えています。
      

―.       一方、部員一人一人に望むことがありましたら・・・。

 自分がフットボールを楽しむために、何をすればいいのか、常に考えてほしいと思っています。
応援し、支えてくれている人がいることを意識する。普段の勉学をいい加減にしていては、いくらフッ
トボールを楽しみたくてもうまくいかない。時間の使い方やコミュニケーション、先を見て動くこと、
多くのことは繋がっている。・・・一人の人間として高まっていくことを目指してほしいと思っています。
私なりにこの信念に基づいて、これまでも言葉や表現を変え、部員に伝え続けています。そしてこれか
らも続けていくつもりです。

      近年、ロードランナーズは振るいませんが、最後に抱負なり、目標を聞かせて下さい。

 遺憾ながら、近年の結果を細かく把握できてはおりませんが、結果として振るわずとも、部員が努力
してこなかった、努力不足だったとは思いません。厳しいかな努力が必ず報われるというものではない
からです。そして、それは誰かのせいにはできないものだと思います。

私が思うに、大切なのはチームが繋がっていくことです。ここ数年は特に、MGをはじめ、多くの保護者
の方の支えがあって部員はなんとか力をつけてきたことをうかがっています。私が今年赴任した段階
で、ロードランナーズが変わらずロードランナーズであったのは、私にとっての後輩、現役の部員にと
っての先輩がここまで繋いできてくれたお蔭です。本当に感謝するばかりです。

私が目標とするのは、7475期のチームが春季大会で立派な試合をすることです。コロナ禍の影響
で満足に練習できなかった日々ではありましたが、今の部員が一つのチームになることがきれば、
それは、春季大会すら行えず悔しい思いをした73期が遺してくれた宝です。その73期を育てたのは
72期で、その72期を育てたのは・・・という、とても長い繋がりのある恩恵です。

 今年様々に苦しい状況の中で素早く感染症対策のための対応ができたのは、OB、OGからの支援金
をいただけたからです。この恩に報いるような、ロードランナーズらしいチームを繋いでいきたいと思
います。

豊中高校アメリカンフットボール部 川口峰広新顧問・監督/55期 


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