レイクワシントン高校 アメリカワシントン州

※昨夏遠征して合同練習を行うなど豊高と交流が深い。
 

レイクワシントン高校との交流を終えて

顧問 伊敷 :健二郎(17期)

 7月23日午前、大阪空港で選手ご家族のみなさまの見送りを受け出発し、われわれはシアトル
タコマ国際空港に到着した。前回の交流は、故徳永義雄先輩の強いリードで実現に至り、豊高
池高の代表生徒10名が参加することができたが、今回は池高の参加は得られなかった。昨今の
難しい国際情勢の中で豊高の遠征が可能となったのは、ひとえに選手諸君の渡米への熱意、ご
家族のご理解、そしてOB会のご支援があったからだと思う。

アメリカ人のフランクな応対

ホストファミリー紹介(レイクワシントン湖畔)

 入国審査の場面。3年生8名、2年生8名の生徒達は、どうし
たら上手くやれるか、多少興奮気味にワイワイやっている。
しかし、さすが豊高生、得意の英語?を駆使して、何の苦もな
く通関となり、レイクワシントン高(LWHS)ヘッドコーチ、ティム
トランプさんや関係者の出迎えを受けることができた。

 一足早く渡米していた通訳の東元さんの顔も見えて、無事
ここまで来たとほっと一息であった。握手から始まって、迎え
の車に分乗、レイクワシントン湖畔ワニタビーチでバーベキ
ュー、そしてギフト交換、ホストファミリー紹介と、すべてのこと
が矢継ぎ早に進んでいった。形式抜きの実質性とフランクさに、私は「あー、アメリカやなぁー」と実感
した。若さとは素晴らしいことだ。たちまち豊高生はLWHSの生徒と打ち解け、キャッチボールをした
り、フリスピーをして遊んでいる。この様子なら、ホームスティはまず大丈夫だろう。それからみんな
でLWHSの部室へ行き、防具やヘルメットサイズ合わせをしてもらった。

両校互いに自己紹介(LWHS部室)

毎日の基礎練習

 2日目からのスケジュールも、盛りだくさんで、矢継ぎ早。
毎日の練習は基本的に午後4時〜6時まできっちり行われ、
内容は日本でも見られる基礎的なものが中心である。しか
し、それを繰り返し行うところに基本重視の姿勢とフィロソフ
ィーが感じられ、本場の高校はやはり違うなという印象を受
けた。グラウンドは、フィールドターフという王子競技場と同
じ最新の人工芝が張りつめられていて、小さいながらも観客
席もある。LWHSは決して大都会の大きな高校ではないが、
あらゆるスポーツ設備が整っている。アメリカでは18歳にな
ると普通免許がとれ、豊高生をジープに乗せてやってくるホ
ストの生徒もいた。その時の嬉しそうな豊高生の顔を忘れる
ことができない。

合同練習

アメリカ社会瞥見と体験

 すべての面で異なったアメリカ社会の一端を垣間見て、参
加した豊高生はおそらく何かを掴み取ってくれたのではない
だろうか。ワシントン大学のハスキースタジアム、シアトル
シーホークスのオフィスとフィールド見学、マリナーズのイチ
ローも見ることができた。でも、ほんとうに大切なこと、それは
日米生徒同志の友情だ。それを確認することができ、私は今
回の交流も大成功であったと感じている。
 たった8日間であったが、まるで家族のようになった人たちと
別れを告げてわれわれは帰ってきた。最後にお世話になったアメリカのみなさまと、今回の遠征を
支えてくれた日本のみなさまに心からの感謝を申し上げてレポートを終わります。

マリナーズのホームグランド見学
   (1塁側ダッグアウト)

   豊高生(前列)とLWHS生
(シアトルシーホークス練習用フィールド)


遠征アルバム

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